ボランティアには、個人と組織の2形態があり、組織としては、社会福祉協議会があります。地域によって仕組みは異なりますが、ボランティアに関する様々な紹介をしています。
ボランティア組織は、非営利活動法人(NPO)として法人化していることもあります。認証機関である、都道府県の担当課(主にその県内活動)か、内閣府のNPOサイトを参照して情報を得ることができます。NPOについても患者会と同様に、目的、役員構成、収支状況などを把握しておく必要があります。
連携のポイント
移動支援をするバリアフリー関連、災害支援の災害支援関連、外国人サポート関連など、困ったことを解決する組織がボランティア団体として存在しているので、インターネットサイトを検索して、問い合わせしてみましょう。
国際的でローカルなボランティア組織として、ロータリー・クラブとライオンズ・クラブがあります。ロータリー・クラブは、個人や職場でボランティア・社会貢献活動をしている人々が集まり、定期的に情報交換会も開催しています。
ライオンズ・クラブは、地域で良きことを活動するために集まって集団で活動する組織で、献血・献眼(角膜提供)・献腎(腎臓提供)の「三献運動」や骨髄バンクへのドナー登録などを推進している地域もあります。
多くの個人ボランティアも存在しますが、詳細を把握することは難しいです。また、無償かつ善意で活動しているために、依頼する場合は丁寧な配慮が求められます。その人の体力、財力、時間に頼ることになるので、タイミングや規模も、その個人ボランティアに毎回尋ねる必要があります。同じようなニーズが定期的に発生するようであれば、難病相談支援センターのウェブサイトや広報誌で、個人ボランティアの募集をするとミスマッチが少なくなります。
例えば、イベント開催の案内の際に、準備や駐車場係などのボランティア募集も行い、イベント参加申込用紙に、手伝ってもらいたい内容を記載し、ボランティア希望者の受付欄を設けることで募集することができます。また、今後「同じようなイベントがあった際に連絡してもよろしいでしょうか?」と事前に確認し、個人ボランティアとして登録をする場合もあります。