治療と仕事を両立するための両立支援の仕組みを正しく知ることはとても大切です。下記に当事者と支援者にとってわかりやすく解説されたサイト・ツールを紹介します。ぜひご覧ください。
○ お役立ちサイト
- 治療と仕事の両立支援ナビ(外部リンク:厚生労働省)
- 両立支援情報サイト(外部リンク:産業医科大学)
- 両立支援 意見書作成 自己学習サイト(医療機関従事者向け)(外部リンク:産業医科大学)
○ お役立ちツール
就労継続
自己判断で不要な退職をしないようにしましょう。退職をする前にご相談ください!
主治医と相談:病状が落ち着いたら、職場復帰に向けて必要な準備を検討します。
- 休職中の場合は、主治医に復職までの治療の見通しを確認しましょう。
- 病気や治療による身体への影響と仕事との関係について主治医に確認し、必要な場合は、診断書作成を依頼します。
- 入院・通院先の医療ソーシャルワーカーにも相談してみましょう。
職場の上司と相談、企業によっては産業医や産業保健師に相談
- 仕事内容の変更のための配置転換、仕事量の軽減など、職場で配慮が必要なことを相談しましょう。企業に産業医や産業保健師がいる場合には、上司や会社への説明をサポートしてもらいましょう。
- 職場と主治医が連携する仕組みがあります。職場から「就労状況の報告」で治療と仕事の両立ができるかを主治医に伺い、主治医は病状や治療状況を考慮して十分に配慮を受けることができているかを確認して職場に伝えます。
- 可能であれば(理解のある場合には)、上司に受診に同行をしてもらい、一緒に主治医に病状と就労の状況を確認しましょう。
職場で病気のことで誤解を受けたり、偏見をもたれたりしていると感じたら
- 病気や治療による体調の変化や日常生活上の注意点をきちんと伝えることができているか振り返りましょう。見た目には分かりにくいため、周囲の理解を得るまでに時間がかかることもあります。
- 職場で配慮してほしいことの理由となる病気や治療、薬の副作用などの情報を主治医と相談して整理し、文書(意見書)にして上司に渡す方法もあります。
- 誰もが体調を崩したり、家族の介護や子どもの病気などで仕事を休まなくてはならない可能性があります。「お互い様」の精神で、出来るときに協力する・一人でも良いので相談しやすい職場の人を見つける等一人で抱え込まないようにしましょう。
新規就職、再就職
- 難病のある人は、障害者手帳の有無にかかわらず、様々な仕事で働いています。
主治医と相談:病状が落ち着いたら、求職に向けて必要な準備を検討します。
- 病気や治療による身体への影響と仕事との関係について主治医に確認しましょう
- 必要な場合は、診断書作成を依頼します。
- 入院・通院先の医療ソーシャルワーカーにも相談してみましょう。
病気や治療、制度などの情報を整理しましょう
- 自分の病状がどの程度なのか、今後どうなるのか、治療による身体への影響、日常生活上の注意点などを整理し、分からない場合は主治医や看護師、ソーシャルワーカーに確認しましょう。
- 病気によっては、以前よりも社会生活に制限が加わるかもしれません。残念に思うこともあるかもしれませんが、現在できることは何かを知ることは大切なことです。
できるだけ、病名を告知して就業できるように考えましょう
- ハローワークをはじめ下記の機関には、あなたのことを理解し、就労に向けて応援する支援者がいます。
「働きたい」を支えるための相談窓口
難病患者就職サポーター 「仕事を探したい!」
- 027-290-2111(42#)(受付時間 平日 午前8時30分~午後4時 *予約制)
- ハローワーク前橋に難病患者就職サポーターが配置されています。
難病患者就職サポーターパンフ - 群馬県難病相談支援センターと連携しながら就職を希望する難病患者に対する症状の特性を踏まえたきめ細やかな就労支援や、在職中に難病を発症した患者の雇用継続等の総合的な就労支援を行っています。
群馬産業保健総合支援センター 「治療と仕事を両立したい!」
- 027-233-0026
- 現在、就労中で治療と仕事を両立したい方または休職中で復帰したい方。
- 治療と仕事を両立するために、保健師のスタッフが医療機関の医師・ソーシャルワーカーと企業、地域の支援機関と連携して支援します。
群馬障害者職業センター 「今の自分に向いている職業を知りたい!」
- 027-290-2540(受付時間 平日 午前9時~午後5時)
- 手帳の有無にかかわらず、難病の方の就職に関するご相談を受けます。
- 職業適性の評価を行い、職業カウンセラーが就職、就労継続のために支援します。
群馬県障害者就業・生活支援センター 「仕事のことも生活のことも相談したい!」
お住まいの地域の相談窓口です。相談者に寄り添い、生活上の相談にも応じます。
ハローワークの障害者相談窓口
- 国の特定疾患の方は、障害者手帳や特定疾患医療受給者証の有無にかかわらず、ハローワークの障害者相談窓口で就労相談をすることができます。
- 障害者相談窓口で相談・登録しても、一般で登録して仕事を探すこともできます。
その他の就労に関する相談窓口・情報
- ハローワーク インターネットサービス(外部リンク:厚生労働省職業安定局)
- 就労支援関連情報(外部リンク:難病情報センター)
- 働く人のメンタルヘルス相談 面接予約 027-226-3008
- ぐんま県民労働相談センター 0120-54-6010
- 障がい者の総合就職・転職サービス (外部リンク:アットジーピー)
難病の雇用支援に関する情報
- 国の施策はこちら:難病患者の就労支援(外部リンク:厚生労働省)
- 治療と仕事の両立について(ガイドライン等の情報)(外部リンク:厚生労働省)
- パンフレット:「難病の方の就労を支援しています」(PDF 1061KB)(厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク)
- パンフレット:「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」(PDF 126KB)(厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク)