群馬小児糖尿病の会 (通称:ひまわり会)

 群馬大学医学部附属病院小児科の糖尿病内分泌代謝疾患診療グループとともに活動している小児糖尿病の患者会です。
 糖尿病のある子どもとその家族、医師、看護師、栄養士などの医療スタッフで作られており、日本糖尿病協会に加入する糖尿病「友の会」のひとつです。
 1981年(昭和56年)に1型糖尿病のある子どもやその家族がお互いに助け合い、病気に対する正しい理解と自立を目的として群馬大学小児科(現・ながしま小児科院長)長嶋完二先生の支援のもと創立しました。昭和56年は、インスリン自己注射が認可された年です。それ以前のインスリン治療は、医療機関でのシリンジ注射に限られており、子どもは毎日インスリン注射のために医療機関を受診する必要がありました。設立初年度の夏に、第1回サマーキャンプが開催されました。連日の受診から解放された子どもと家族、医療スタッフが、大自然の中でインスリン自己注射を行いながら、のびのびとしたキャンプを行ったと記録されています。このサマーキャンプは現在も毎年実施されています。
 現在では多種多様のインスリン製剤、デバイスが開発され、血糖管理は比較的困難ではなくなったと言われています。それでも1型糖尿病は、一生涯インスリン治療が必要な難病であることに変わりはなく、また病気としての認知度が低いため周囲の方々に理解されにくい疾患となっています。
 ひまわり会は、サマーキャンプのほかクリスマス会、勉強会といった諸行事を通して、子どもと家族の交流・親睦のほか参加者の1型糖尿病の理解や社会への啓蒙活動を推し進めています。1型糖尿病のある子どもと家族、医療関係者の熱い気持ちが集まって設立された『ひまわり会』は、40年以上経った今でも、設立当時の目的を果たすべく、子どもや家族がストレスを感じることなく、より豊かに生活できる事を支援し、さらなる邁進を続ける所存であります。

連絡先

群馬大学小児科学教室 027-220-8203

発症してしまい、どうしたらよいか分からない方は、まずご連絡ください。

※現在、メールでの連絡は受け付けておりません。

イベント

 群馬小児糖尿病の会「ひまわり会」では、1型糖尿病について学習し自己注射などの技能を習得する事で、血糖マネジメントをできるようになる事、本人・家族とも病気を前向きに考える事、困った時や分からない事を相談する仲間を作る事を目標として次のような活動をしています。

♦サマーキャンプ(令和6年度は8月に2泊3日で開催@前橋市赤城少年自然の家)
 【内容】チームビルディング・屋外炊飯・勉強会・夏祭り・水遊び・キャンプファイヤー・
     思い出づくり等

♦クリスマス会(令和6年度は12月に開催@群馬大学刀城会館)
 【内容】ケーキ作り・ゲーム・思い出づくり・プレゼント交換等

♦勉強会/懇親会
♦情報提供(さかえ 毎月発送)
♦役員会
♦定時総会


令和6年サマーキャンプ集合写真