文字盤によるコミュニケーション支援

コミュニケーション支援では、近年、技術の進歩に伴い多くの機器が紹介されていますが、コミュニケーションの基本は「人と人」で、コミュニケーション支援の基本は文字盤とも言われています。

また、災害時で電源が確保出来ないときや、夜間などに素早く対応が必要になる時は、文字盤を使ってコミュニケーションをとることがとても便利です。

一見、難しいと感じるかもしれませんが、実は誰にでもできます。まずはスタッフ間で練習することからはじめてみましょう!!

オリジナル文字盤とは

群馬県難病相談支援センターでは、十数種類の50音の文字盤・透明文字盤をもとに、それぞれの療養者のニーズに合わせた単語やフレーズを組み合わせて、オリジナル文字盤を作成しています。下記は文字盤のサンプル(文字盤見本2023)の一例です。
振戦がある方向けに枠付き、穴あきの文字盤もあります。

No.1  1 50音2分割1A4
No.4  2 50音3分割 2 A4
No.5  3 50音4分割 1 はい・いいえ付き A4
No.9  4 50音分割なし 1-① はい・いいえなし 数字なし A4
No.11  4 50音分割なし 2-③ ドット はい・いいえ付き 数字付き A4
No.14  6 フリック② A4
No.18  7 50音分割なし 2 A4
No.26  11 Mix横 1 A4
No.28  13 コミュニケーション A4
No.30  15 コミュニケーション A4
No.37  22 2択 ドット A4

文字盤の作成を依頼したい場合

支援者の方は、以下の手順で文字盤の作成をご依頼ください。

療養者の方は、住所地の保健所・保健福祉事務所(外部リンク:群馬県)の保健師、または、通院先のリハビリスタッフに相談してください。

【1】各保健所・保健福祉事務所にある文字盤サンプルを使用して、療養者の状態に適した文字盤を選びます。  

【2】オリジナル文字盤の作成希望の場合は、療養者がよく使う単語やフレーズを決めます。

【3】台紙の色(白または透明)透明の場合はドットと付けるか付けないか、文字盤の大きさ(A4またはA3)を選択してください。

【4】【文字盤FAXオーダーシート】 文字盤オーダーシートに記入して、ファックス番号  027-220-8537へ送付してください。のちほど、こちらから折り返し連絡いたします。
(1週間以内に連絡いたしますが、こちらから連絡がない場合はお電話でご連絡ください。電話番号 027-220-8069)

文字盤使用のためのテキスト

「文字盤によるコミュニケーション支援」

「透明文字盤学習ガイド」(PDF 263KB)