散歩

主人がとても楽しみにしているひとつに外出(散歩の日)があります。

どんなに暑い日でも、どんなに寒い日でも、どんなに空っ風が吹いても出かけます。”雨の日だけは諦めます。それでも自宅から車庫まで連れて行ってもらい庭を眺めています”
昨日(7月28日)は、看護師さんヘルパーさん主人と私の4人で近くの中央公園まで出かけました。

首を動かすことができないはずなのに、360度見渡し新しくできた建物、木々の成長、色とりどりの草花の変化、とんぼ、蝶、蛙の鳴き声、、、いろいろ吸収している様子が感じ取れます。

その日の散歩コースは主人が決めます。
分かれ道に行くと看護師さんやヘルパーさんが「右? 左? まっすぐ?」とブザーを鳴らして答えます。
自宅を中心に東西南北3キロ前後の距離のようです。

体を動かすことが大好きで登山、水泳、スキー。
一時はウインドサーフインもやっていて、あるとき利根川でどんどん下流に流されてしまい知り合いのお兄さんのモーターバイクに引っ張ってもらったこともあったそうです。 『ばらしてごめんなさい』
元気だった頃は、10キロほどの散歩によく出かけていました。

そんな訳で、裏道にはとても詳しいので一緒に散歩へ行くと感心します。

散歩に連れて行ってもらっている間に、私も常日頃の用事や買い物へ出かけ、貴重な時間を有効に使わせていただいています。
安心して外出できます。
ちょっと遠いところまでの散歩は、私が運転して福祉車両で行きます。
この時ばかりは、常日頃の運動不足を補うため一緒に散歩を楽しみ一汗流します。

看護師さん、ヘルパーさんは、汗びっしょりになりながら主人の希望のコースをお付き合いしていただき感謝しています。
また、散歩しながら主人と色々な会話をされそれも楽しみのひとつのようです。