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巨大地震
3月11日に発生した地震はあまりにもすざましく言葉もありません。
多くの命を奪いまだまだ多くの行方不明者数が把握できずの状態です。
石巻市では一メートル以上の地盤沈下を確認したと言います。
浸水地域では7割もが水がいまだに引いていないそうです。
一人でも多く発見されるよう願うばかりです。
私のふるさとは宮城県です。
海から離れた内陸なので被害はほとんどありませんでした。
しかし日がたつにつれ自衛隊の車が頻繁に行きかい、
避難してくる被災者の方々が多く、あわただしい毎日のようです。
一昨年の7月、同級生10数人で旅行した気仙沼大島も、
あの素晴らしい風景は変わり果て、
火災が多く発生したとのことで瓦礫の山と化しました。
お世話になった同級生の奥さんの実家は大丈夫だったろうか?
なにかこわくていまだに様子が聞けません。
我が家の3月11日。
訪問入浴日だった。
スタッフの皆さんが準備中でした。
今までにない大きな揺れ。
主人は自分でどこも動かすことが出来ないので、(もの)と同じ。
右に左にと大きく揺れた。訪問入浴のスタッフは皆落ち着いていた。
主人のベッドを抑えたり、人工呼吸器の台を抑えたり、、、
庭を見るとボイラー車が大きく揺れ、主人のお気に入りの灯篭が倒れてしまった。
ああ〜っといいながらただ見ているだけ、、、
余震を感じながらも入浴させていただいた。
のち2回ほど停電したもののすぐ回復した。
いつもは地震があっても(地震か〜)とあまり気にしなかったが
今回ばかりは緊張がました。
でも皆さんがいたので心強かった。
地震直後から夜11時ごろまで電話が鳴りどうしだった。
保健師さん、人工呼吸器の担当者、病院の担当者、
介護事業所のヘルパーさん、東京電力、友達、親戚、子供達。
そして計画停電が始まった。
在宅でお世話になっている主治医も様子を見に来てくれた。
人工呼吸器の内臓バッテリや吸引器のバッテリを確認したり、、、。
友達がお米を届けてくれる人、野菜を届けてくれる人、日用品を届けてくれる人、
何かあったらすぐ電話してと電話をくれる人、、、
主人とあらためて皆さんに守られていることに感謝した。
今日までで(3月30日)計画停電は5回。停電前に準備すること。
ベッドの角度の調節(高く起こしておくと寝返りが出来ません。
平らにすると食事が逆流します。
程ほどの高さがあると便利です) 呼び出しブザーを電池式に換える。
排唾管を電池式に換える。
吸引機のスペアの用意。
あんびゅう。
ラジオ。
ろうそく。
懐中電灯等。
停電になると我が家はどれほどの電池を使用するのか数えてみた。
単3電池 5本、 単1電池8本 だった。
4〜5日前予備がなくなったので買いに行ったがどこへ行っても売り切れ。
排唾管と呼び出しブザーの電池はどうしても欲しい、、、、、
助けてくれる人がいました。
あるお店に行くと「少しずつは入荷してはいるけれど、すぐうりきれるんですよ」と。
「入荷したらお電話しましょうか?」と言ってくれました。
早速お電話があり買うことができました。
ありがとうございました。
今日も主人と被災地のニュースを見ていると涙がこぼれてきます。
ふと主人を見ると涙と鼻水が流れ落ち、自分の手で拭い去ることが出来ない、
難病ALSがよけいに悲しみを誘うのです。
2011年3月30日 |
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